| 連載『少年野球のコンディショニング』 バックナンバー |
| 第7回 「クールダウンの概念」 |
フィジカルコンディショニング講座の第2回目は、クールダウンについてです。ウォームアップ同様、クールダウンの重要性については今さら言うまでもありませんが、グラウンド使用時間の制約等で、ギリギリまで練習や試合をおこないたいがために、クールダウンの時間が削られてしまうケースをしばしば見受けます。いかなる理由があろうとも、グラウンドの周囲などでクールダウンは必ずおこなうようにしましょう。クールダウンはウォームアップとペアで考え、ウォームアップはやるけれどクールダウンはあまりやらないということがないよう、チームでの徹底と習慣化をお願い致します。
■クールダウンの基本概念
クールダウンはウォームアップに対し、ウォームダウンとも呼ばれますが、ここでは、クールダウンという呼称で統一します。
クールダウンは、筋肉中の疲労物質(乳酸など)の除去を促進させることが主な目的です。筋肉は、運動強度が増して酸素の供給や乳酸の再利用が間に合わなくなると、疲労物質が蓄積し、収縮できないようになります。筋肉が痙攣したり、攣ってしまったりするのはそのためです。定期的な水分補給や栄養補給と共に、クールダウンをおこなう場合とおこなわない場合とでは、回復力に差が出てきます。専門準備期から競技期に入り、技術的な練習が増えてくると、時間的な制約が増えてクールダウンがおろそかになる傾向があります。特に遠征先では、その傾向が顕著になります。選手への徹底した意識付けが必要になってきます。一日の疲労はできるだけその日のうちに取り、蓄積させないことが障害予防の第一歩です。
また、クールダウン後にアイシング、さらに入浴後や就寝前にストレッチングをおこなうことは、クールダウンの効果を倍増させ、局所疲労に威力を発揮します。精神的リラクゼーションも、神経性疲労の除去のために必要です。
選手個々が自己管理の幅を広げ、コンディショニングの質を高めていけるような環境作りこそが、コンディショニングにおいては絶対不可欠となります。
■クールダウンの具体例
以下に、具体的なクールダウンの流れを示します。時間的には10〜15分で、スタティックストレッチングまでをグラウンドあるいはその周辺で完了させます。クールダウンは、特に期分けによる内容の差はありません。
ジョギング→ウォーキング
(心拍数130〜140を越えない範囲で、一度心拍数を上げてから徐々に下げていく)
⇒天然または人工芝の場合は極力靴を脱いで
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スタティックストレッチング(セルフまたはパートナー)
⇒グラウンドでここまでしっかりおこなうことを徹底する
※ストレッチングだけでは効果がありません.必ず有酸素運動をおこないましょう!
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(アイシング:目的によって使い分けを!)
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入浴(38℃前後の下半身浴,温冷交代浴)
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スタティックストレッチング(セルフ)
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リラクゼーション
以上、クールダウンの概念、御理解頂けましたでしょうか?今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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